カナバカリ図をもらおう


図面

【Q天井、床、梁、配管などがどうなっているのかよくわかりません。図面などもあまり見たことがないのですが、どうしたらよいでしょうか?】

A→モデルルームに行っていろいろと質問をしても、建物の構造知識がまったくない説明員に出くわすことが多くあります。

こんな説明員にいくら説明を受けても、どこまでがほんとうなのか疑わしいだけですので、詳しい人に代わってもらうためにも「カナバカリ図」(矩計図)のコピーを要求してください。「それなんですか?」と言われたら、「わかる人に代わってください」と言えばよいのです。「カナバカリ図」を知っている説明員であれば、少しは知識があると考えられます。さて、「カナバカリ図」とはなんでしょうか?「カナバカリ図」は屋上から地下までスイカを割るように、マンションを切り取って横から見た図面です。

素人の皆さんには、建築図面から構造を立体的に読み取ることはなかなか困難ですが、「カナバカリ図」は比較的理解しやすい図面です。この図面を見ますと、天井や床が2重なのか直なのか、配管類はどこを通っているのか、壁やコンクリートの構造、床の厚さ、どこに段 差があるのかといったことがわかります。

図はカナバカリ図をもう少しわかりやすく図示したものですが、この図を例に見てみますと、床は直床、つまりコンクリートの構造床に直にフローリング床材を張ってあることがわかります。天井は2重になっていて、水周りのキッチン、洗面所、バスルームは他の部屋より天井高が低くなっているのがわかります。この部分は、上階のコンクリート構造床が少し下がっていて上階の配管が収まっています。こうした構造には様々なものがあり、何がよい構造なのかは素人にはなかなか判断がつきません。

【Qモデルルームを見るととても快適に思えますが、注意すべきポイントはなんでしょうか?】

A→モデルルームは一番売りやすい間取りのタイプでつくってあり、家具やオプションでコーディネートして余分なものは一切置いてありません。当然とてもすてきに見えるのですが、実際の生活ではもっと物が多くあって、だからといってそれぞれが必要なものか、そんなに必要ではなくても思い出の品物で捨てられない物などに占領されているのが実態です。

家具にしても長い間に買い足してきたわけですから、必ずしも統一されたコーディネートになっているわけではありません。引越しに際して家具を全部買い替え、不要なものをすべて捨て去ることができれば少しはモデルルームに近づくかもしれませんが、それでも物は絶対的に多いはずです。そうした生活実感に根差してモデルルームを見ないと、見た目はよかったが実際に引越してみたら使いにくくてしかたがないということになってしまいます。